明る過ぎた夜

よっ!ザキオです

 

 

きのう夜中に目が覚めた

外が眩しかったのです

なにか光ってた

 

 

最初は朝日だと思った

え?もう朝?って

 

時計を見た

まだ3時過ぎだ

 

どうなってんの?

寝すぎて感覚変になったか

 

 

違った

 

 

そう

月光だったのです

 

 

とんでもなく明るかった

朝日と錯覚するほどに

カーテンの隙間から漏れる光はとても夜とは思えない光量だった

 

 

窓を開けて外を見てみた

 

いつもは暗くて輪郭しか見えない山や家々のレンガの模様まではっきり見えた

 

 

月の表面が鏡になったんじゃないかって思った

そのくらい明るい夜だった

 

 

明るくて気づいた事がある

 

当然だけど、人がいないね

みんな家の中にいるんだ

外はこんなに広いのに、みんな家という狭いスペースに収まっているんだ

 

なんだか勿体無いと思った

夜だから家の中にいるんだろうけど

 

 

逆に考えよう

 

夜だからこそ外に出てみよう

だって誰もいないんだから

 

この広いスペースを独り占めできるんだ

 

 

 

よし、散歩でもするか

 

そう思った僕はこの明る過ぎる外にとびだしていた